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教育活動で成果を上げた4校を表彰 第66回岐阜県優秀校表彰式

優れた教育活動を行った県内の小中学校を称える「岐阜県優秀校」の表彰式が8日、岐阜...
優秀校に選ばれた4校の関係者ら==8日午後、岐阜新聞本社

 優れた教育活動を行った県内の小中学校を称える「岐阜県優秀校」の表彰式が8日、岐阜新聞本社で行われました。

 岐阜新聞社・岐阜放送では1957年から優れた教育活動で成果を上げた県内の小中学校を「岐阜県優秀校」としてその功績をたたえています。

 66回目となる今年は、高山市立清見小学校、大垣市立川並小学校、岐阜市立草潤中学校、郡上市立郡南中学校の4校が選ばれました。

 表彰式では岐阜新聞社の矢島薫社長から各校の代表児童・生徒と校長に賞状と記念のトロフィーが贈られました。

 受賞校を代表してあいさつした清見小学校の清水辰弥校長は「今後も地域社会と歩みながら子どもたちが健やかに成長し、地域社会に貢献できるよう努力していく」と決意を語りました。

 なお、各校の評価ポイントは以下の通りです。

※川並小学校(ICTを取り入れた取り組みを評価)
 ICT(情報通信技術)の活用に力を入れ、タブレット端末を使った授業などで児童の学びの意欲や学力を高めている。「校内GIGA支援員」を中心に、複数の教員で丁寧に指導を重ね、児童の発達の段階に応じてICTを活用した結果、児童自身ががタブレット端末の活用できる場面を考え、自らの学びに合わせた使い方ができるようになった。

※清見小学校(人権教育の推進を評価)
 1年生から6年生の縦割りグループを編成して交流し、「全校道徳」として多様な見方や考え方を知る機会をつくってきた。「人権タウンミーティング」を開催したり、清見小学校人権宣言「一人一人が宝物」を基に対話や評価活動を行ったりして、児童は人権のみならず、自己肯定感も高め、楽しい学校生活を送っている。

※草潤中学校(個に応じたケアの取り組みを評価)
 不登校を経験した生徒を受け入れ、生徒自身が自分の新たな可能性を見出せることを目指している。毎日登校する学習スタイルだけでなく、家庭でのオンライン学習や週に数回登校するスタイル、登校後の休憩など、選択可能なカリキュラムを展開。個に応じたケアや学習環境の中で、その子らしい成長を促しながら大きな成果を挙げている 。

※郡南中学校(SDGs✕清流長良川のふるさと教育が評価)
 郡上市の大自然の魅力を満喫できる体験と豊富な外部講師を招いた出前授業を組み、持続可能な社会に向けて、地域とともに探究的な学びを進めている。校外での「フィールドワーク」と地域のプロフェッショナルから学ぶことができる「出前授業」を効果的に位置付け、持続可能な清流長良川やふるさと美並の実現に向けて行動できる生徒が生まれてきている。

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