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ヒスタミンによる食中毒で認定こども園の職員5人が発症 県内でのヒスタミンによる食中毒は26年ぶり 岐阜・輪之内町

安八郡輪之内町の「福束こども園」で今月1日、職員5人が頭痛などの症状を訴え、ヒス...
岐阜県庁

 安八郡輪之内町の「福束こども園」で今月1日、職員5人が頭痛などの症状を訴え、ヒスタミンによる食中毒と診断されました。岐阜県内でのヒスタミンによる食中毒の発生は2000年(平成12年)以来26年ぶりです。

 県生活衛生課によりますと今月1日、輪之内町保健センターから「町内のこども園の複数の職員が頭痛などの症状を訴えている」と西濃保健所に通報がありました。西濃保健所で調べたところ、安八郡輪之内町里の「福束こども園」の集団給食施設で調理された食事を食べた園児41人と職員13人の内、24歳から50歳までのいずれも女性職員5人が頭痛などの症状を訴え、うち2人が病院で診察を受け、診察した医師からも食中毒の届け出がありました。入院患者はなく、園児にも発症者はいませんでした。

 調理された食品を調べたところメニューの中の「春カツオの甘辛煮」から高濃度のヒスタミンが検出されたため、ヒスタミンによる食中毒と断定し、福束こども園の給食施設を3日から再発防止措置が講じられるまでの業務禁止処分としました。

 県生活衛生課ではヒスタミンによる食中毒は食べた直後から1時間以内に口の周りや耳たぶが赤くなったり、発疹などのアレルギー症状が特徴で、頭痛や下痢、嘔吐などの症状もあるということです。原因は「ヒスチジン」というアミノ酸が多く含まれるマグロ、カツオなどの赤身魚と加工品がほとんどで、今回解凍後の保存状況に問題があったとみられ、ヒスタミンは生成されると加熱などの調理加工工程では除去することができず、食中毒を防ぐことはできないということです。

 ヒスタミンによる食中毒は県内では19人の発症者が出た2000年以来26年ぶりで、全国では去年13件が発生し、患者数は431人となっています。ことしの県内の食中毒は11件、患者数は104人となりました。

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