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熟練の縫製技術で廃棄繊維を製品化  新ブランド「イキルト」始動 岐阜市

戦後、岐阜の地場産業の中核を担った繊維業。長年、繊維業に携わっていた職人らの培っ...
ミシンで廃棄繊維を使って新たな製品を作る「チームおーばー30」のメンバー=22日、岐阜市島本町、つくると ひだまり創

 戦後、岐阜の地場産業の中核を担った繊維業。長年、繊維業に携わっていた職人らの培ってきた技術を生かし、企業の廃棄繊維をアップサイクルする新ブランドが、岐阜市で立ち上がりました。

 新ブランドは「iquilt(イキルト)」で、岐阜市で介護・福祉施設を運営し、高齢者支援を展開するNPO法人 ひだまり創が立ち上げました。

 ひだまり創では、訪問介護で支援している80代を中心とした高齢者が社会貢献の活動に参加できるプロジェクト「チームおーばー80」を進めていて、新ブランドはこの取り組みのひとつとして縫製技術のある女性らに声をかけました。

 はぎれや布、不要になって廃棄される衣類などを、プロジェクトのメンバーが熟練したミシンの技術でポーチやパソコンケースなどに製品化します。

※奥口みや子さん
「この年になって全然社会の役には立てないと思っていましたが、技術を使ってもらえるというのはうれしいです。作ったものを皆さんに喜んでもらえるので、良い出会いになりました」

※NPO法人 ひだまり創 古澤由加里理事長
「技術はあってもなかなかそれを生かす場がないというお話を高齢者の方々から聞いて、その技術を生かす場を作りたいと考えました。そして、その製品を使って地域の課題も解決できたらという思いでこのブランドを立ち上げました。高齢者の方々も1人で作業はなかなか難しいと思いますので、サポーターが訪問し、できないところをお手伝いしながらチームで作っていく『チームおーばー80』に取り組んでおりますので、その仕組みがいずれ全国に広がっていったらと思います」

 岐阜ならではの産業を基盤にして、高齢者の生きがいづくりやSDGsにつながる取り組みとして注目を集めそうです。

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