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追い風、逆風 激戦区も席巻した「高市旋風」 岐阜4区レポート
飛騨と美濃にまたがる選挙区、岐阜4区には、中道改革連合の前職・今井雅人氏(63)、参政党の新人・曽我雄介氏(37)、自民党の新人・加藤大博氏(46)の3人が立候補しました。



前回の選挙で自民の牙城の一角を崩した今井氏は中道改革連合から出馬。公示日の1月27日に可児市で第一声を放ちました。
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※中道・前職・今井雅人氏
「わずか1年3か月しか経っていないのに、こんな解散をする必要はないと多くの人が思っていると思うが、だからこそ、そういう国民の生活をないがしろにするような政権に日本を任しておくにはいかない」
前回の選挙で岐阜4区の議席を失った自民党。党県連が「最重点区」と位置づけて、議席奪還の白羽の矢を立てたのは、加茂郡選出の元県議の加藤氏。公示直前に出馬を表明し、出陣式に臨みました。
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※自民・新人・加藤大博氏
「この高市政権を継続するか否かそれを問う『政権選択選挙』だ」
知名度不足から始まった選挙でしたが、組織力を武器に広い選挙区をまわり、今井氏を猛追。選挙期間唯一の日曜日だった1日には・・・。
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※自民党総裁 高市早苗首相
「日本列島を強く豊かに。加藤さんを勝たせていただくと大きな力になる。『責任ある積極財政』を一緒にやりたいといって思い切って立候補してくれた」
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高市首相が選挙区入り。約8000人が可児市の河川敷を埋め尽くし、高市人気を印象付けました。
一方、同じころ、今井氏は高山市でマイクを握っていました。
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※中道・前職・今井雅人氏
「みなさんの代表として国会に行ってみなさんへの恩返しをさせていただきたい」
演説後にインタビューに応じた今井氏は「人物本位で活動している。誰が応援に来たとか特段気にしていない」と冷静な受け止めを見せました。
各報道機関の情勢調査で中道改革連合の苦戦が報じられる中、6日に可児市で行われた今井氏の総決起集会。険しい表情で支援者に訴えます。
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※中道・前職・今井雅人氏
「『早苗さんのいっていることはなんでも正しい』という大きな“うねり”ができてしまって・・・。私は相手候補と戦っているという感覚がまるで起きない。“高市総理と戦っている”そういう選挙だ。『小泉旋風』の後に何が残ったのか。暮らしは良くなったのか。生活者に向けた、普通の人たちに向けた政治を行う社会に変える選挙のはずだ」
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舌鋒鋭く与党に切り込むスタイルで名をはせた今井氏。前回の小選挙区の勝利を機に、さらに地元での浸透に手ごたえを感じていましたが、全国を席巻する「高市旋風」と、浸透が進まない「新党・中道」に焦りをにじませながら警鐘を鳴らしました。
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※中道・前職・今井雅人氏
「高市総理の演説が力強く感じるというのがあると思う。そういうことで他のことがかき消されている。一つのところが強くなるとどうしても抑圧的になる。そうではないオープンな社会になるためには野党、違う政党の議員は必要」
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同じ時間帯に美濃加茂市内で行われた加藤氏の演説会。陣営はたたみかけます。
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※自民党 渡辺猛之 参議院議員
「この4区からしっかりと与党の衆議院議員。みなさんの声を形にできる衆議院議員。加藤大博を誕生させていただくよう最後の一押しを」
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※自民・新人・加藤大博氏
「高市総理が掲げる“日本列島を強く 豊かにする”。その中心に私たちのふるさとがなくてはならないはず」
自民王国に風穴を開けた勢いを保てるか、追い風を背に自民の底力を見せられるか、全国屈指の広大な選挙区で繰り広げられた激戦は…。
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投開票日の8日。詰めかけた支援者と喜びを分かち合っていたのは加藤氏でした。感謝と決意を語り、気を引き締めていました。
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※自民・新人・加藤大博氏
「岐阜4区のすべての市町村の支持者や党関係者が与党の衆院議員が必要と一体感を持って支援してくれた結果。高市政権の政策で地域に強い経済を実現したい」
一方、深夜に支援者の前に姿を現した今井氏は、日増しに強まった逆風に飲み込まれた選挙戦を静かに振り返りました。
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※中道・前職・今井雅人氏
「この時期の解散に批判票が出ると思ったが途中からかき消された。前回の選挙で保守王国の牙城を崩し、ここから勢力を拡大していこうと思っていたが、高市旋風という強風に耐えられるだけの実力がなかった」
開票結果(岐阜4区)
加藤大博 103,054 自民・新人 当選
今井雅人 79,476 中道・前職
曽我雄介 20,886 参政・新人
