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「環境にやさしい粉体」開発と製品化へ 長良製紙と岐阜薬科大学が連携発表
ガラス合紙を開発、製造する長良製紙と岐阜薬科大学は、ガラス製造時に使用する「環境にやさしい粉体」の共同開発、および製品化について連携して取り組むことに合意、岐阜市で連携発表式を行いました。
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ガラスの素板製造過程でガラスの表面を保護するために散布される粉体は現在、プラスチック製が使用されていて、環境面で業界でも問題視されています。
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いち早くこの問題に着目していた長良製紙は、環境にやさしい生分解性の素材を使った代替粉体の開発に取り組んでいました。しかし単独で進めるには難題も多く、今回、岐阜信用金庫の仲介で高度な素材のコーティング技術などを持つ岐阜薬科大学と共同で開発を進めることに合意しました。
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「地域の社会課題解決並びにSⅮGs推進のため」と銘打って開かれた発表式では、長良製紙の家田聖吾社長、岐阜薬科大の原英彰学長がそれぞれ開発の意義を強調しました。
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※長良製紙 家田聖吾社長
「この共同研究で生み出される新しい素材を、脱プラを通じて地域社会への貢献、こういったものにつなげていく、すなわちSⅮGsが掲げるいくつかの課題をこの3者で解決していくというのが真の目的でございます」
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※岐阜薬科大学 原英彰学長
「地域貢献、社会貢献は大事な大事な命題というかミッション。今日はそのまさに一つがこういう形でスタートするということは、ほんとうにわたしはうれしく思う」
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岐阜信用金庫の好岡政宏理事長は「SⅮGsにかかわる本当に価値のある開発。私たちの願い、夢もかなった」などと連携を喜びました。
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家田社長によりますと、共同開発はこの夏スタートしていて、1年目は試行錯誤の期間、2年目に製品化を目指すということです。
