県岐阜商が沖縄尚学を破る　新主将の内山が４打点　国民スポーツ大会

　滋賀県で開催されている第７９回国民スポーツ大会高校野球硬式の部が２９日から始まり、夏ベスト４の県立岐阜商業は、１回戦で夏の覇者である沖縄尚学を５対１で破り、準決勝に駒を進めました。

　３年生がメンバー入りする最後の大会となる国民スポーツ大会。甲子園を沸かせた県岐商の選手たちが躍動しました。
　
　中でも活躍を見せたのは新チームのキャプテンとなった２年生の３番内山元太。１点ビハインドで迎えた３回、１アウト満塁のチャンスの場面でセンター前にタイムリーヒットを放ち、すぐさま同点に追いつきます。

　そして５回、またしても内山が勝負強さを見せてタイムリーとなる２ベースヒットを放ち、逆転。

　また、６回には３年生の１番駒瀬陽尊がタイムリーヒットを決めると、ここでも内山。鋭い打球はライト線を破る２点タイムリー。この回３点を追加して沖縄尚学を突き放します。

　投げては、先発、２年生の柴田蒼亮が沖縄尚学の強力打線を６回２／３、１失点の好投。

　新キャプテンの内山が４打点の活躍をみせた県岐商が５対１で勝利し、準決勝に駒を進めました。

※県岐阜商　内山元太　新主将
「最高の先輩とまた野球ができて幸せな時間でした。甲子園やこの国体などの経験を踏まえてチームを引っ張っていきたいです」

　県岐商は３０日、準決勝で山梨学院と対戦します。