嘱託殺人罪で起訴の男ら　別の女性死亡の事件にも関与か　岐阜県揖斐川町の遺体

　本巣市の山林で女性の遺体が見つかった事件で嘱託殺人などの罪で起訴された岐阜市の男女２人が、ことし１月に揖斐郡揖斐川町で女性の遺体が見つかった事件にも関与した疑いが浮上し、警察が裏付けを進めています。

　捜査関係者によりますと、ことし１月に揖斐川町の山中で、シカを駆除していた地元猟友会が白骨化した遺体を発見しました。遺体は、去年１２月から行方不明になっていた可児市の３０代の女性とわかりました。

　地元住民が手向けたのか、現場には花が供えられていました。

※地元住民は
　「人骨が出てきたのは、猟師から聞きました。猟師が獣を撃って見に行ったら、そこに人骨があった。数日後、警察官５０～６０人が捜査していた。雪のある時期です。国道３０３号から現場まで雪があったので、除雪して捜査しているのを見ました」

　可児市の女性の足取りや交友関係から、女性の死亡に関与した疑いがあるとして、別の女性に対する嘱託殺人などの罪で起訴された岐阜市の無職 立花浩二被告（５５）と内縁関係の神原美希被告（３５）が捜査を受けていることがわかりました。　

　警察は、可児市の女性についても立件を視野に慎重に捜査を進めています。