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国内最高水準の飼養衛生管理環境 畜産研究所 養豚・養鶏研究部が完成 岐阜県関市

県が進めてきた畜産研究所養豚・養鶏研究部の再編整備が完了し、6月11日、関市で完成式が行われました。
養豚・養鶏研究部は、県が開発した種豚「ボーノブラウン」やブランド鶏「奥美濃古地鶏」を飼育、改良する施設です。
県では6年前から老朽化対策と防疫水準の向上を目指し、約62億円かけて再編整備を進めてきました。
完成した養豚・養鶏研究部は、約9万8000平方メートルの敷地に事務研究棟や8棟の豚舎、5棟の鶏舎、環境整備施設などがあり、豚熱や鳥インフルエンザなどから守る国内最高水準の飼養衛生管理環境を誇ります。
ここでは約1000頭の豚と、約3000羽の鶏を飼養することができます。
完成式には約70人が参加し、江崎禎英知事が「この施設を生かして岐阜県の魅力である食の更なる発展に繋がることを期待します」とあいさつしました。
その後、2018年に豚熱が発生して県が所有するボーノブラウンを全て殺処分した際、種豚の提供に協力した畜産農家に感謝状の贈呈を行い、最後にテープカットで完成を祝いました。
※インタビュー 江崎知事
「この施設はもともと美濃加茂市にあった養豚が老朽化したということもありまして、養鶏と一緒にして、特に防疫対策として感染症に対応できる施設としてスタートします。一旦失われていたボーノブラウンと古地鶏のさらなる高品質化に向けて、誠にありがたいことだと思っています」