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バイオコークスの研究会 循環型社会の構築へ  岐阜県

岐阜県は28日、牛ふん堆肥や木くずを原料にした石炭代替燃料「バイオコークス」の普...
バイオコークスの研究会=岐阜県庁、8月28日

 岐阜県は28日、牛ふん堆肥や木くずを原料にした石炭代替燃料「バイオコークス」の普及を目指し、産学官が連携した研究会を開きました。

 岐阜県庁で開かれた研究会には、バイオコークスの製造事業者や飛騨地方の自治体関係者ら約30人が出席しました。

 冒頭で江崎知事は「国内で 安定してエネルギーが供給できるように取り組んでいきたい」と挨拶しました。

 バイオコークスは、木くずや農業廃棄物などを乾燥させて圧縮し、炭化して作る石炭に代わる固形燃料で、再生可能資源から作られるため環境負荷が低いと言われています。

 研究会では、「バイオコークスがつなぐ、循環と共生のまちづくり」を目指す姿に掲げ、産学官での研究体制や年間スケジュールが確認されました。

 バイオコークスはあらゆる有機物を原材料にできるため、飛騨牛の産地である岐阜県では牛ふんが活用できるほか、森林が多いことから製材所から出る木くずも活用できます。

 県では、どの程度のエネルギー量が確保できるか検証し、さらに、需要の把握や市場調査も進めることにしています。そして、年度内を目途に報告書を取りまとめ、国に政策提言していくということです。

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