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製作にかけた思い、裏話を語る 全編岐阜ロケの映画「光る川」 監督ら岐阜市でトークショー

岐阜市出身の作家・松田悠八さんの小説「長良川スタンドバイミー1950」を原作とする映画「光る川」が3月22日から公開されるのを前に、監督らによるトークショーが岐阜市で開かれ、作品づくりに懸けた思いが語られました。
映画「光る川」は、監督を務める金子雅和さんが「長良川スタンドバイミー1950」と長良川流域の自然から着想を得たオリジナル脚本の映画で、全編岐阜ロケ、コンピュータグラフィックス(CG)を一切使わずに製作されました。
川を舞台に、少年と民話の世界、現在と過去が交錯する物語で、スペインの映画祭で賞を受けるなど国際的にも評価されています。
トークショーは、映画化を目指して地元有志で発足した「長良川スタンドバイミーの会」が開き、はじめに、会の中谷克彦代表と原作者の松田さんがあいさつ。映画化の実現までにかかった16年間を振り返りました。
続いて金子監督と、映画の中の木工芸に協力したNPO法人グリーンウッドワークの小野敦さんが「人と自然と映画作り」をテーマに制作の裏話などを明かしました。
この中で、伝統的な木工技術が映画の中に登場することについて、金子監督は「アナログな手触りを丁寧に表現したかった」とこだわりを話し、小野さんも「昔ながらの手引きのろくろ使ったことがなく、体験できたことは幸せだった」と語りました。
※小野敦さん
「川上から流れてきた器が、いろんな人の手にわたって川上に上っていく。それがもう一回流れてきて、時をさかのぼっていく。この器が旅をするのですけど、その器がどういう役割を、人の思いを乗せていくか、そういうところを見ていただけると」
※金子雅和監督
「映像の面であり、俳優の面であり、物語の面であり、その3つの柱すべて楽しんでいただけると思うので、ぜひ映画のスクリーンの大きな画面と大きな音で、見るというより体験していただきたい。ぜひ公開の劇場に行っていただきたいのと、皆さんにも勧めていただきたい」
映画「光る川」は22日から岐阜市の岐阜シネックスなどで 順次 公開されます。
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