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北アルプス「焼岳」で火山性地震が増加 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き上げ

岐阜県と長野県にまたがる北アルプスの活火山「焼岳」で、山頂直下を震源とする火山性地震が増えていて、気象庁は4日午前、噴火警戒レベルを「火口周辺規制」の2に引き上げました。
気象庁によりますと、焼岳では3月1日から山頂直下を震源とする火山性の地震が観測されていて、3日は20回、4日も 午前9時までに20回観測されたということです。
今後、想定火口域からおおむね1キロの範囲に影響する噴火が発生する可能性があるとして、気象庁は 焼岳の噴火警戒レベルを火口周辺への立ち入りを規制する2に引き上げました。
焼岳は標高2455メートルの活火山で、山頂付近では緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いていて、中長期的に火山活動が高まってきています。
山頂付近の噴気の状況や地表面温度分布には特段の変化はないということですが、万一 噴火した場合には噴石が周囲に飛び散るため、危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。