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飛騨地方を代表する写真家「田中一郎 写真展」 モノクロ写真90点を展示 飛騨市美術館
飛騨地方を代表する写真家、故・田中一郎の作品を紹介する企画展が、飛騨市美術館で開かれています。
1914年(大正3年)に高山市で生まれた田中一郎は、戦前に東京で写真を学び、帰郷して「田中スタジオ」を開業。その後、カメラ雑誌のコンテストなどに 飛騨の日常を写した作品を送り続け、昭和を代表する写真家、土門拳らの注目を集めました。
会場には、昭和の飛騨の街角や人々の暮らしが情景豊かに表現されたモノクロ写真90点が展示され、ワンピース姿の花売りの少女や、雪が積もる二十四市の風景、飛騨市の白壁・土蔵街を流れる瀬戸川にたたずむ親子など、何気ない日常のシーンがみずみずしく写し出されています。
また、愛用したカメラのほか、写真に向き合う信条などがつづられた日記なども展示され、訪れた人々が関心を寄せていました。
この写真展は、2025年2月2日まで開かれています。