国際ロマンス詐欺の被害金を資金洗浄　岐阜市の高齢男女４人を再逮捕

　国際ロマンス詐欺の犯罪収益であると知りながら、資金洗浄を行ったとして、岐阜市の会社役員ら男女４人が２６日、再逮捕されました。

　組織犯罪処罰法違反の疑いで再逮捕されたのは、岐阜市領下の会社役員の男（７８）、岐阜市茜部本郷の会社員の女（６８）、岐阜市花沢町の自営業の女（７３）、岐阜市早田東町の無職の男（７０）です。

　警察の調べでは、４人は共謀して去年９月、国際ロマンス詐欺の被害金であることを知りながら自営業の女の名義の口座に埼玉県内に住む当時６５歳の女性から５０万円の振り込みを受け、詐欺グループの資金洗浄を行った疑いが持たれています。

　去年１１月にも埼玉県内に住む当時７６歳の男性から２回にわたって無職の男の名義の口座に約２４０万円の振り込みを受け、同様に資金洗浄を行ったとみられています。

　４人は被害金の一部を報酬として受け取っていたとみられています。警察は４人の認否を明らかにしていません。

　警察は４人の関係や余罪などを詳しく調べています。