岐阜市の居酒屋で食中毒　１１人が下痢や嘔吐などの症状訴える　ノロウイルス検出

　岐阜市内の居酒屋で食中毒が発生し岐阜市保健所は、６日からこの店を営業禁止処分にしました。

　食中毒が発生したのは岐阜市神田町の居酒屋「もてなしや岐阜本店」です。

　岐阜市保健所に入った連絡によりますと３月１日にこの店で食事をした客の数人が２日から３日にかけて下痢や嘔吐などの症状を訴えたということです。

　保健所が調査したところ、１グループの男女１４人のうち１１人に下痢などの症状があり、このうち２人が医療機関を受診しました。症状のあった１１人はいずれも快方に向かっているということです。

　岐阜市保健所は、共通する食事が居酒屋で提供された食品に限られることや有症者８人の便からノロウイルスが検出されたことなどから、この居酒屋の食事を原因とする食中毒と断定しました。

　食品衛生法に基づきこの居酒屋を６日から再発防止策がとられるまでの間、営業禁止処分としました。なお、この居酒屋は食品衛生法に基づく営業許可を得ずに営業していたということです。