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岐阜県羽島市で雅楽の演奏会 衣装や装飾を完全再現し圧巻の66人での演奏が聴衆を魅了

岐阜県内で雅楽の伝承や普及に向けて活動する「雅楽松風会」が18日、羽島市で演奏会...
衣装、装飾を完全再現した総勢66人の雅楽の演奏会=18日午後、羽島市竹鼻町、不二羽島文化センター

 岐阜県内で雅楽の伝承や普及に向けて活動する「雅楽松風会」が18日、羽島市で演奏会を開き、観客を厳かな音色に包み込みました。

 演奏会は各務原市の雅楽演奏家で雅楽松風会の代表松久貴郎さんが主催したものです。

 披露された雅楽の名曲「青海波(せいがいは)」は平安時代に紫式部の書物「源氏物語」に描かれていたもので華やかな祝いの会などで披露され楽しまれていました。

 今回の国内公演では150年ぶりに青海波のみに伝わる垣代という作法を行う40人を加えた総勢66人での演奏となりました。公演では平安時代から鎌倉時代の書物や譜面の作法を掘り起こし、当時の演奏の様子を完全に再現しました。500人を超える来場者は煌びやかな衣装と復元された音色に聞き入っていました。

 演奏メンバーの一人、高校1年生の演奏家・片桐大吾さんは「平安時代の感覚を共有しながら、雅楽を再現できて、うれしいです」と話しました。

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