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頼むぞ!コクチバス駆除 電気ショッカーボート「清流ガード」お披露目 岐阜県

長良川などで相次ぎ発見されている特定外来生物「コクチバス」の繁殖拡大を抑える対策...
お披露目された岐阜県の電気ショッカーボート「清流ガード」=5日午前、岐阜市湊町、長良川左岸

 長良川などで相次ぎ発見されている特定外来生物「コクチバス」の繁殖拡大を抑える対策が求められる中、岐阜市の長良川で5日、県が導入した電気ショッカーボートがお披露目されました。

 電気ショッカーボートは、水中に電気を流して一時的に魚の動きを止めて捕獲するものです。

 去年9月に県などが滋賀県から借りたボートを長良川に持ち込んで実証試験を行うなど、対策が進められてきました。

 この日は、岐阜市の長良川左岸で県が約1500万円の予算を投じて購入した電気ショッカーボート1艇がお披露目されました。

 名称は「清流ガード」。全長4.6メートル、幅1.5メートルで、発電機と電力をコントロールする機材が搭載され、船首には2機の電極が装備されています。

 県コクチバス駆除対策推進協議会で会長を務める古田肇知事は「スピード感を持ってオール岐阜で取り組む」と、県漁業協同組合連合会の玉田和浩会長は他県でのコクチバスによる深刻な被害に触れた上で、「なんとしても駆除していく」と思いを語りました。

 コクチバスは肉食性の外来魚で、類似するオオクチバスと総称して「ブラックバス」と呼ばれています。

 オオクチバスよりも、冷たく流れの速い川に適応でき、鮎などの在来魚を捕食することから生態系への影響が懸念されています。

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