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能登半島地震で被災のバスケットボールB3の金沢、岐阜戦で1カ月ぶりに公式戦復帰

能登半島地震の影響で、公式戦の出場を休止していたバスケットボール、B3の金沢武士...
1か月ぶりの公式戦に被災の石川から応援に駆け付けたブースター=2月3日、岐阜市薮田南、OKBアリーナ

 能登半島地震の影響で、公式戦の出場を休止していたバスケットボール、B3の金沢武士団が3日、岐阜市内で行われた岐阜スゥープス戦で復帰し、白熱したプレーを見せました。

 試合に先立ち、会場の入口では、両チームの選手が募金を呼びかけ、多くのブースターがエールを送りながら善意を寄せていました。

 また、岐阜スゥープスは、売り上げを全額寄付にあてるステッカーを販売したり、石川県民を無料招待したりして、金沢の選手やブースターを温かく迎え入れました。

 試合では、気迫のこもったプレーに、チームの垣根を越えて大きな声援が送られ、岐阜が88対87で勝利しましたが、金沢の健闘に、会場は大きな拍手に包まれました。

 石川県七尾市から駆け付けた女性は、選手やスタッフらが避難所で被災者に寄り添う活動をしていたことを振り返り、「いい試合だった。胸がいっぱい」とチームを称えていました。

 金沢の田中翔大主将は「避難所に居られる方も石川から岐阜に応援に来てくれた。いろんな思いがある中で、僕たちの諦めないプレーから勇気や希望を届けられたと思う」と話していました。

 岐阜と金沢の試合は4日も行われます。

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