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岐阜県議会議員選挙告示 多治見市など9選挙区で選挙戦 17選挙区は無投票当選

31日に告示された岐阜県議会議員選挙は、午後5時に立候補の届け出が締め切られ、2...
桜の下で有権者に支持を呼び掛ける選挙活動の拡声器=31日午前、多治見市内

 31日に告示された岐阜県議会議員選挙は、午後5時に立候補の届け出が締め切られ、26の選挙区に計59人が立候補しました。

 このうち、立候補者の数が定数を上回り、選挙戦となったのは9つの選挙区です。

【岐阜市-定数9】広瀬修(自民・現)、水野吉近(公明・現)、平野恭子(無所属・現)、中川裕子(共産・現)、渡辺嘉山(立民・現)、梅村慎一(無所属・新)、関谷雅彦(維新・新)、玉田和浩(自民・現)、澄川寿之(公明・現)、若井敦子(自民・現)、長屋光征(自民・現)

【大垣市-定数4】岩井豊太郎(自民・現)、岡田正昭(無所属・新)、伊藤秀光(自民・現)、野村美穂(国民・現)、猫田孝(自民・現)、三尾圭司(共産・新)

【高山市-定数2】高殿尚(自民・現)、伊嶌明博(共産・新)、川上哲也(無所属・現)

【多治見市-定数2】判治康信(無所属・新)、今井瑠々(無所属・新)、友江惇(自民・新)

【関市 美濃市-定数3】酒向薫(無所属・元)、佐藤武彦(自民・現)、林幸広(無所属・現)、尾藤義昭(自民・現)

【中津川市-定数2】嘉納道哲(諸派・新)、平岩正光(自民・現)、森益基(自民・現)

【各務原市-定数3】伊藤正博(国民・現)、加賀誠二(維新・新)、松岡正人(自民・現)、水野盛俊(無所属・新)、平野祐也(自民・現)

【本巣市-定数1】黒田芳弘(自民・新)、堀部好秀(無所属・新)

【不破郡-定数1】木村千秋(無所属・新)、太田佳祐(無所属・新)、江上聖司(無所属・新)

 注目選挙区の一つは定数2の多治見市選挙区で、これまでは保守系と革新系で議席を分け合ってきましたが、今回は16年ぶりの選挙となりました。

 立候補したのは(届け出順に)、無所属で連合岐阜の推薦を受ける元印刷会社社員の判治康信氏(47)、無所属で自民党の推薦を受ける元立憲民主党県連副代表の今井瑠々氏(27)、自民党公認で元共同通信記者の友江惇氏(36)です。

 判治候補は、子育てや社会人経験を自らの強みとし、「市民の目線、生活者の目線で皆さんの思いを聞けるのは私だけ。必ず県政に届けて、住みやすく暮らしやすいまちに変えていく」と訴えました。

 今井候補は、子育て支援の充実や若者主体の地域づくりを訴え、「政党や立場を超えて一つになり多治見市を若者の力で一緒になって変えていきたい」と述べました。

 友江候補は、「ずっと住み続けられるまち」を目指すと力を込め、「働く場所の整備をはじめ安心して子どもを産み育て経済を循環できるまちづくりを進めたい」と強調しました。

 多治見市選挙区は、自民の公認と推薦を受けた2人の候補が議席の独占を狙う一方、革新系の候補がこれに対抗して議席を死守する激しい選挙戦に突入しました。

 また、選挙戦となった9つの選挙区では、アフターコロナに向けた地域経済の活性化や急速に進む人口減少への対応策などについて舌戦が展開されます。県議会の議席の3分の2以上を占める自民系会派「県政自民クラブ」が勢力を拡大するのか注目されます。

 一方、17の選挙区では定数を超える立候補の届け出がなく、計19人の無投票当選が決まりました。

【無投票当選 定数2の選挙区】可児市=伊藤英生(国民・現) 小原尚(自民・現)、揖斐郡=所竜也(自民・現) 国枝 慎太郎(自民・現)

【無投票当選 定数1の選挙区】瑞浪市=小川祐輝(自民・現)、羽島市=藤本恵司(自民・現)、恵那市=水野正敏(自民・現)、美濃加茂市=牧田秀憲(自民・新)、土岐市=山内房壽(自民・現)、山県市=恩田佳幸(自民・現)、瑞穂市=森治久(無所属・現)、飛騨市=布俣正也(自民・現)、郡上市=野島征夫(自民・現)、下呂市=今井政嘉(自民・現)、海津市=森正弘(自民・現)、羽島郡=田中勝士(自民・現)、養老郡=村下貴夫(自民・現)、安八郡=安井忠(自民・現)、加茂郡=加藤大博(自民・現)

 県議会議員選挙の投票日は4月9日で、即日開票されます。

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