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「祖父孫鷹」でセンバツに挑む大垣日大・名将阪口慶三監督 初めて孫・高橋慎選手への思い語る
東海地区の2校目に選ばれた、大垣日大野球部の名将阪口慶三監督(77)は「祖父孫鷹」でセンバツに挑むことになります。これまで、孫の高橋慎選手(1年)について語ることはありませんでしたが、1月29日に「吉村功のスポーツオブドリーム」の取材に対して、初めて思いを語りました。
※大垣日大野球部 阪口慶三監督
「この喜びは何とも言えない、嬉しいものがあります。このために、四国から(高橋選手)を大垣日大に呼んだ、おじいちゃんと一緒に甲子園に行こうと呼んだのが実現したわけですから、こんなに嬉しいことはないですね」
高橋慎選手は、阪口監督の長女の三男です。愛知県出身で、小学生の時に親の転勤で愛媛県に引っ越しました。松山市の道後中学校を卒業した後、大垣日大に入学し野球部に所属して阪口監督の指導を受けています。
大垣日大は、2021年秋に開かれた東海大会の準決勝で、静岡県の日大三島と対戦しました。6回まで2対10と8点差をつけられリードされていました。このままでは、コールド負けの可能性もありました。もし、コールド負けをしていたら春センバツに選ばれることはなかったかもしれません。祖父とチームを助けたのが孫の高橋慎選手でした。7回に先頭で代打に立った高橋選手の3ベースヒットをきっかけに、2点を取りコールドでの敗退を免れたのです。
阪口監督は、甲子園での高橋慎選手のベンチ入りも考えていると話します。
※大垣日大野球部 阪口慶三監督
「自分の身内になると厳しくなるから、思ったことが言えない。良いものを持っていることは事実ですから。可能性はあります(甲子園で)使うかもしれません、良いバッティングをしているので」
一方の高橋慎選手は、甲子園での活躍を誓います。
※大垣日大野球部 高橋慎選手
「祖父と一緒に甲子園に行くのは夢でした。祖父は歳を取っても監督をしているので、すごいと思います。1戦でも多く勝って、最後まで残りたいです」