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平均年齢80歳以上の元職人が裁縫 誰にでも優しい服を 岐阜発、新ブランド「BEMO」

岐阜を支えた職人の技が、ファッションブランドとしてよみがえります。 カラフルで、...
熟練の裁縫技術で手がける新ブランド「BEMO」=岐阜市長良福光、QQ実験所

 岐阜を支えた職人の技が、ファッションブランドとしてよみがえります。

 カラフルで、どこか温かみのある洋服は新たな洋服ブランド「BEMO」。この服づくりを手がけるのは、アパレル産業を長年下支えしてきた平均年齢80歳以上の元職人のみなさんです。

 手仕事で作られた国内外の雑貨などを扱うセレクトショップ「QQ実験所」と、福祉支援に取り組む羽島郡笠松町のNPO法人「ひだまり創」が連携して立ち上げました。

※高村優奈アナウンサー
「見てください!どうですか、かわいいですよね。着てみて驚いたんですけど、綿と麻でできているということなので、生地がすごくさらっとしていて着やすいんですよね。どれだけ動いても突っ張り感がないという、もうダンスも踊れてしまいます。このデザインも見ての通りですけど、すごくシンプルなので、どんな方にも似合うのではないかなと思います」

 ブランド立ち上げのきっかけは、QQ実験所を運営する片山千鶴さんの父親が入院し際、「腕が上がらず服が着られない」と直面した実体験でした。年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが脱ぎ着しやすく動きやすい服を届けたい。新ブランド「BEMO」はそんな想いから誕生したそうです。

 既製品では難しいオーダー。裁縫のバトンを受け取ったのが、かつて繊維の街・岐阜を内職で支えた元職人のおばあちゃんたちです。

※QQ実験所 片山千鶴さん 
「着やすくて着せやすくて、肩が凝らないようなつくりを考えました。すごく丁寧に細かいところをお互い相談して調整しながら一枚一枚作っていただいています」

 超高齢社会の中で「役割」を見出したい。高齢者の生きがいづくりにも取り組む「ひだまり創」がメンバーのお年寄りに声をかけると、彼女たちは、自宅で大切にしていた工芸用ミシンを使い、長年培った確かな技術で、一着一着丁寧に縫い上げました。

※ミシン職人だった川出美智子さん
「ミシンはね、離せない。そのくらいミシンが好きなの」

 服を着る人の困りごとを解決し、さらに、高齢者の生きがいづくりにもつながる。

 「繊維の街」岐阜を支えたかつての職人技が、令和の今、誰にでも「優しい服」として新たなファッションを紡ぎます。

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