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放射性物質、酢酸ウラニル紛失  大垣市民病院「人体に大きな影響はない」 岐阜県大垣市

大垣市民病院は9日、 検査用試薬の放射性物質「酢酸ウラニル」が入った瓶を紛失した...
記者会見した豊田秀徳院長(中央)ら病院幹部=9日、大垣市民病院、大垣市南頬町

大垣市民病院は9日、 検査用試薬の放射性物質「酢酸ウラニル」が入った瓶を紛失したと発表しました。市民病院によりますと、放射線量はごく微量で、直接的な接触がなければ人体に大きな影響はないとしています。

 酢酸ウラニルは電子顕微鏡の検体染色として使用される物質で、国際規制物資として、保管にあたっては原子力規制委員会への年2回の報告が義務付けられています。

 市民病院によりますと、紛失したのは、酢酸ウラニル計17グラムが入った2つの瓶で、病理細胞診室のキャビネットの中で施錠して管理されていました。2021年7月までは当時の担当者によって確認できていましたが、その後、別の薬瓶が酢酸ウラニルと誤認して引き継がれ、ことし1月、現在の担当者が報告書を作成する際に紛失が発覚しました。別の薬瓶には手書きで「酢酸ウラニル」と記載されていました。

 市民病院は8日に原子力規制委員会に報告した上で、大垣警察署に遺失物の届出を行いました。

 市民病院では2009年以降使用実績はなく、記者会見した豊田秀徳院長らは「引き継ぎの際に使用することのない薬剤であったため、内容量などの詳細な確認をしてこなかったことが大きな要因」と説明し、「チェック体制を強化し、安全意識の再教育を図る」と陳謝しました。

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