岐阜聖徳学園　ほろにが花園初戦敗退　全国高校ラグビー大会

　第１０５回全国高校ラグビー大会は２７日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕し、初出場の岐阜県代表の岐阜聖徳学園は愛知第１代表の中部大春日丘に３対６９で敗れ、花園初白星はなりませんでした。

　６８年ぶりに関商工、岐阜工業以外の県代表校、創部２３年目で花園初出場となる岐阜聖徳学園は２７日正午から花園第Ⅱグラウンドで隣県対決、愛知第１代表の１３大会連続１５回目出場の中部大春日丘と対戦しました。

　試合は立ち上がり早々の４分、キャプテンの坂部遼河が負傷交代するアクシデントがあった直後、春日丘にスクラムから左に展開されて先制トライを奪われ、６分にもハーフウェイラインからつながれトライとゴールを許し１２点をリードされました。

　これに対し岐阜聖徳はノットリリースザボールの反則からショットを選択しウイングの双子の兄の坂部大河が距離のあるペナルティーゴールを決め、花園初得点で３対１２としました。しかし、スクラムハーフ荒木を軸にＦＷ、ＢＫの総合力で上回る春日丘を止められず、
前半４トライ、２ゴールを奪われ３対２４で折り返しました。

　後半に入ってもスピード、パワーで上回る春日丘の堅いディフェンスの前に得意の展開ラグビーからトライに持ち込めず、逆に春日丘に連続してトライを奪われ、後半７トライ、５ゴールを許し、３対６９で敗れ、ほろにがい花園初戦となりました。