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冬至の川面に灯り ゆく年に思いはせる 「こよみのよぶね」20年目の夜 岐阜市・長良川

冬至の22日、行灯を乗せた船を長良川に浮かべ、ゆく年を振り返る岐阜市の冬の風物詩...
川岸から幻想的な「こよみのよぶね」に見入る人々=長良川プロムナード、岐阜市、22日

 冬至の22日、行灯を乗せた船を長良川に浮かべ、ゆく年を振り返る岐阜市の冬の風物詩「こよみのよぶね」が行われました。

 「こよみのよぶね」は、岐阜市出身のアーティスト日比野克彦さんの呼びかけで始まったもので、今年で20回目を迎えます。

 長良川に浮かべられる行灯は、名乗りを上げた各地の市民グループが色づけした和紙と竹で作ったもので、暦を表す1から12までの数字と、今年の干支である巳の行灯が鵜飼観覧船に取り付けられました。

 干支の船を先頭に行灯を載せた船がゆっくりと進みます。

 今年は大阪・関西万博にちなんだ行灯も登場し、川沿いで大勢の人たちがまもなく幕を閉じる1年に思いをはせながら、冬の夜闇に浮かび上がる幻想的な灯りを見入っていました。

 また、クライマックスには花火が打ち上げられ、20年の節目に花を添えていました。

※行灯づくりに携わった小学生
「今日は学校でこよみのよぶねを作ったので見に来ました。思っていたより迫力があって感動しました」
「(今年はどんな一年でしたか?)旅行にいったりして楽しい思い出がたくさんありました。今年こよみのよぶねを作ってみて、また来年もそういう風に挑戦していけたらなと思いました。来年もいい年にしたいです」

※「こよみのよぶね」総合プロデューサー 東京藝術大学学長 岐阜県美術館館長 日比野克彦さん
「試合会場のスタジアムのようにびっちり皆が見に来てくれる中で20年を祝えました。継続、連続が21年、22年目に繋がっていくと思うので、人と共に、他者と共にしっかり共創していきたい。共に作っていきたいと思います」

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