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養老鉄道 20代の駅係員が乗客乗せた列車を無免許運転 岐阜県

養老鉄道は12日、 列車の運転免許を持たない20代の男性駅係員が計2回、営業中の...
謝罪会見する養老鉄道の関係者=名古屋市内、12日

 養老鉄道は12日、 列車の運転免許を持たない20代の男性駅係員が計2回、営業中の列車を運転していたと発表しました。

※養老鉄道 宗藤洋社長
「列車の運転免許を有しない駅係員が、お客様が乗車している営業列車を運転していたことが判明しました。日ごろより養老線をご利用しているお客様、沿線の皆さま、沿線自治体の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけすることになったことを心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

 養老鉄道によりますと、この男性係員は、今年6月6日に広神戸駅と北神戸駅の間で約3分間、7月6日には、美濃本郷駅から東赤坂駅の間で約13分間、乗客を乗せた列車を無免許で運転しました。いずれも10人程度の乗客が乗車していました。

 男性係員が、いずれも20代の男性運転士に「運転させてほしい」と頼み込み、運転士が乗務室への入室を許し、運転を容認したということです。

 11月3日に内部報告から問題が発覚し、男性係員が聞き取りで無免許運転を認めたことから養老鉄道が中部運輸局に報告。5日、6日に中部運輸局による立ち入り調査などが行われました。

 男性係員は、免許の取得を目指して今年2月から実技研修を受けていましたが、家庭の事情と偽り、自己都合で中断していました。

 男性係員は、聞き取りに対し、「やってはならないことをしてしまった」と話しているということです。

※養老鉄道 宗藤洋社長
「二度とこのような不祥事を発生させないよう安全管理体制、業務執行体制を総点検し、社員の教育指導を見直しし、失った信用の回復に努めてまいります」

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