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県重要無形民俗文化財 岐阜県高山市で伝統の車田の稲刈り

高山市に伝わる丸い田んぼ、「車田」で稲刈りが行われました。 岐阜県の重要無形民俗...
昔ながらの稲刈りが披露された車田=高山市松之木町、20日

 高山市に伝わる丸い田んぼ、「車田」で稲刈りが行われました。

 岐阜県の重要無形民俗文化財に指定される高山市松之木町の「車田」は、三重県の伊勢神宮に奉納する米を栽培していたと伝えられる丸い田んぼで、古くから伝わるのは高山市と新潟県佐渡市の2か所のみとされています。

車田の管理は、地元有志でつくる保存会が行っていて、宮笠や揃いの法被姿の会員12人が、直径23メートルほどの車田で黄金色に実った稲を刈り取り、束ねた稲を運んで稲架掛(はさが)けをしました。

 この日は、市内の小学校の児童が郷土学習で訪れ、保存会の大森茂樹会長に、話を聞くなどしてふるさとの歴史について理解を深めていました。

※車田保存会 大森茂樹会長
「米も地元神社に奉納させて頂きまして、その感謝の気持ちを込めてお参りさせていただきます」

※高山市立北小学校 6年生児童
「稲刈りが、今も手で作業してて大変そうだと思いました」

 ことしは、夏の暑さの影響がありましたが、例年並みの200キロ以上の収穫を見込んでいるということです。

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