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岐阜県の最低賃金1065円に 岐阜地方審答申 引き上げ最大 10月18日発効予定

岐阜地方最低賃金審議会は21日、県の最低賃金を64円増額の1065円に引き上げるよう岐阜労働局長に答申しました。引き上げ額は、最低賃金額が時間額表示となった2002年以降で最大です。
最低賃金は、企業が労働者に最低限支払わなければならない賃金で、現在の岐阜県の最低賃金は1001円です。
厚生労働大臣の諮問機関、中央最低賃金審査会が4日に、今年度の改定額の目安を全国平均で6・0%、63円アップすることで決着したことを受け、岐阜の審議会は労使の要望を調整し、目安額から1円多い64円引き上げる案を決議し、報告書をまとめました。
報告書を岐阜労働局の原田浩一局長に答申した栗山知会長は「岐阜県は物価上昇率が全国より高く、生計費が厳しいことを加味した」などと説明しました。
岐阜労働局によりますと、最低賃金の県内の適用人数はパートとアルバイトを含む労働者約77万6000人で、発効は10月18日の予定です。