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「公約もっと具体的に」「私たちの意見に耳を傾けて」 参院選 岐阜県内の若者に聞く

20日投開票の参議院選挙。物価高対策や「政治とカネ」の問題などを争点に舌戦が展開...

 20日投開票の参議院選挙。物価高対策や「政治とカネ」の問題などを争点に舌戦が展開されていますが、若い世代の投票率の伸び悩みが課題です。若い世代が選挙や候補者の訴えをどのように捉えているのでしょうか。県内で選挙に関わる活動に取り組んでいる団体のメンバーに話を聞きました。

 朝日大学法学部こぞって投票にいこまいプロジェクトは、若者の投票率向上を目指して2015年から活動を続けている団体です。今回は、初の参院選となる1年生に向けて、大学の講義の前の教室で選挙のポイントや投票の意義などを伝え、投票を呼びかけました。

 朝日大学法学部こぞって投票にいこまいプロジェクトの鏡宮昂志代表に聞きました。

Q:今回の参院選についてどう思いますか?
 「物価高、経済対策をめぐる政策対決になると考えます。若者世代に直結するテーマとして消費税減税や教育支援、住宅政策などが争点になると考えます」「政治とカネについては、若者がどれだけ興味・関心を持てているかといわれると、少し年上の世代に比べると少ないかなと感じます」

Q:岐阜県選挙区の候補者についてどう思いますか?
 「若者が自分事として政治をとらえ始めており、候補者がその視点に寄りそえるかがカギだと思います。特に今回は物価高への対応や教育支援などといった若者に向けての政策を打ち出しており、そのためより若者に寄りそった政策を打ち出している政党に若者の票が傾くと思います」

 一方、かかみがはら若者選挙サポーター「めぐる」も若い世代の投票率向上を目指して2015年に発足。各務原市内の学生を中心に啓発活動を展開しています。中部学院大学各務原キャンパスで行われた「親子フェスタ」の会場で若いお父さん、お母さんや学生たちにウエットティッシュなどを配って、参院選の投票を呼びかけました。

 かかみがはら若者選挙サポーター「めぐる」の上片野友紀副会長に聞きました。

Q:いまの政治についてどう思いますか?
 「専門用語などが多くて今の若者に、選挙権を持ち始めた人たちにとっては分からないことが多いと思うので、もう少し分かりやすい言葉で、何を伝えたいのか発していただきたいと思います」

Q:岐阜県選挙区の候補者についてどう思いますか?
 「一番大切なのは市民の皆さん国民の皆さんの声を聞くためにどれだけ耳を傾けてくれるのかが大事だと思います。私たちの世代の人たちの意見を聞いてくださったり耳を傾けてくださる方をぜひ投票したいと思います」

 そして、若者の政治を考える、政治に関わることに貢献する活動に取り組んでいる岐阜大学教育学部の学生有志の会Novolt=岐阜県若者の選挙意識を高める会は、今回の参院選岐阜県選挙区に立候補した各候補者の政策を比較、分析する会を開き、参加した学生たちの選挙、政治への関心、意識を高めました。

 Novoltの笠井万櫻代表に聞きました。

Q:今回の参院選についてどう思いますか?
 「今回の参議院選挙では、国政として国民の意見がどのように反映されるか、国民の意見を尊重してほしいというようなことを思っています」

Q:岐阜県選挙区の候補者についてどう思いますか?
 「岐阜県選挙区は候補者が6名ということで、投票するのが難しいと考えるのではなく、投票の幅が広がったと考え、大切な権利を棄権することなく投票に行ってほしいと思います」「今回の候補者の公約を見て、やはり抽象的なものが多いなというように感じました。もっと具体的な公約を出し、私たちにも分かりやすく伝えてほしいと感じました」

 日本の未来をつくる政治の使命。未来を担う若者の目線が政治には求められます。

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