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マダニにかまれSFTS感染 草刈り作業の中津川市の女性 岐阜県内初の患者

マダニにかまれた中津川市の60代の女性が、重症熱性血小板減少症候群 SFTSウイルスに感染したことが分かりました。県内での患者の発生は初めてということです。
東濃保健所に入った連絡によりますと、この女性は6月26日に自宅周辺で草刈り作業をしていてマダニにかまれ、その後、発熱や腹痛、下痢などの症状が出て医療機関を受診しました。
県保健環境研究所による検査の結果、「重症熱性血小板減少症候群」SFTS 陽性と判明し、県内では初めての患者となりました。
感染すると、発熱や腹痛、下痢、下血などの症状が現れるほか、血液中の血小板や白血球などが減少するということです。
致死率が 10%から30%程度ある危険な感染症ですが、女性は現在、快方に向かっているということです。
この感染症は、ウイルスを保有するマダニにかまれることで感染するため、県の感染症対策推進課では、草むらに入る場合には肌の露出を少なくすることや、マダニにかまれた際にはその後の体調の変化に注意し、発熱などの症状がある場合はすぐに医療機関を受診するよう呼びかけています。