風営適正化法改正　柳ケ瀬でホストクラブ立入り調査　岐阜県警

　６月２８日に一部が施行となる改正風営適正化法を前に、岐阜県警が広報を兼ねて柳ケ瀬地区のホストクラブなどを立入り調査しました。

　１２日夜、岐阜中警察署の署員らおよそ２０人が柳ケ瀬地区や玉宮地区のホストクラブなどあわせて１５店に立入り、改正風営適正化法について啓発するチラシを配りました。

　改正された風営適正化法は、悪質なホストクラブへの対策を強化していて、好意につけ込んで無理な飲食を強要したり、商品の値段についてうその説明をしたりすることが規制されます。違反した場合は営業停止などの行政処分が課せられます。

　また、料金を支払わせるため客に売春・性風俗勤務を要求することも禁止されます。

※ホストクラブ「ＲＯＹＣＥ」顧問　百江なぎささん
「グレーなことやあいまいなことが多いので、しっかりルールを確認しないと法律に触れてしまうかもしれない。細心の注意を払って営業していきたい」

※岐阜中警察署　生活安全課　太田勝課長
「全国的に売掛け問題で被害を受けている女性が急増している。法改正を機に、ホストクラブだけでなく、すべての風俗営業店が健全な営業をできるようになることを期待しています」

　そのほか、改正風営適正化法には女性を性風俗店に紹介したホストやスカウトが報酬を受け取る「スカウトバック」の禁止も盛り込まれています。