岐阜県大垣市の曽根城公園 初夏彩るハナショウブ

　ハナショウブの名所として知られる大垣市の曽根城公園で色とりどりの花が咲き始め、来園者を楽しませています。

　大垣市曽根町の曽根城公園は、戦国時代の西美濃三人衆の一人、稲葉一鉄の居城跡を整備した公園で、園内にある約３８００平方メートルの花菖蒲池やその周辺には、１６５種類、約２万７０００株のハナショウブが植えられています。

　花弁が深く垂れ下がり風情がある伊勢系や、ボリュームのある豪華な花が特徴の肥後系など品種も様々で、白や紫、水色などカラフルな花を楽しむことができます。

　市によりますと、５月上旬から順に植え付けが行われ、早咲きの品種から開花が進んで現在、２割程度の花が見ごろとなっています。

　訪れた人たちは、色鮮やかに咲くハナショウブを写真に収めたりしながら園内を散策していました。

　なお、日没以降は園内のライトアップも行われていて、昼間とは異なる風情を楽しめます。

　見ごろは６月中旬ごろまでで、８日にはグルメの出店などが並ぶ花しょうぶ祭が行われます。