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障がいに関わらず生き生きと働く こだわりがつまったチョコと笑顔を届ける
障がいがある、なしに関わらず生き生きと働ける職場づくりを目指すチョコレート店がことし9月、美濃加茂市にオープンしました。訪れた人たちに、こだわりがつまったチョコと、笑顔を届けています。
先月9日に美濃加茂市にオープンした「ココロチョコレート」。カカオの産地や含有率に拘ったチョコバーやクッキー、スコーンなどを製造販売しています。
このチョコレート店は、就労継続支援B型事業所として運営されていて、障がいのある 3人が働いています。仕事内容はカカオ豆の選別や商品のラッピング作業のほか、接客業務で直接コミュニケーションがとれるようになっています。
この職場で働く小倉渓人さん。社内を明るくするムードメーカーです。生き生きと働く小倉さんがお勧めするチョコは、チョコレートドリンクの60%です。
やりがいを持って働ける場をつくろうと、(市内で)飲食店を営む安江智恵子さんと不動産業の大野博文さんが、共同で立ち上げました。
【共同経営者 大野博文さん】
一般的な就労の事業所は下請けの事業所が圧倒的に多い中で、元請けに振り回されない事業所を作りたい。事業所で働いてくれる人たちに、エンドユーザーが見える仕事をさせてあげたい。自分たちが行った成果を見てもらい、喜んでもらえていることを分かってもらえる仕事を作りたいことが、この事業所の原点です。
事業所では、障がいのある人を30人受け入れられるようにしています。
この店で働き始めておよそ1カ月の小倉渓人さんは「仕事が楽しい」と家族に伝えることが 多くなりました。それは彼の夢が接客だったからです。
【小倉渓人さん】
「お店を開いて、接客がしたかったので、夢が叶えられたと思います。いろんなことをやらしてくれるので、頑張りたいと思います。大切な場所です。みんなにずっといてほしい。ずっと続けたいと思います」