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町長セクハラ疑惑 第三者委「即時の辞職以外の選択肢ない」町に調査報告書を提出 岐阜県岐南町

羽島郡岐南町の小島英雄町長が複数の女性職員に対してセクハラ行為をしたとされる問題...
岐南町に報告書を提出する第三者委員会の浅井直美弁護士(左)=27日、岐南町八剱、岐南町中央公民館

 羽島郡岐南町の小島英雄町長が複数の女性職員に対してセクハラ行為をしたとされる問題で、弁護士による第三者委員会は27日、町に調査報告書を提出しました。報告書では、町長について「『即時の辞職』以外の選択肢はない」と意見しました。

 この問題は去年5月、週刊誌のオンライン版が小島町長が複数の女性職員の頭や尻を触るなどしたと報じたもので、小島町長は、頭をなでるなどの行為は認め謝罪した一方、セクハラの認識はなかったと釈明していました。

小島英雄町長

 弁護士3人による第三者委員会は、去年7月から職員に対して聞き取り調査を進め、27日、調査結果をまとめた報告書を町危機管理対策本部長の傍島敬隆副町長に提出しました。

 公表された調査報告書によりますと、多数の女性職員に対して、尻を触る、背後から抱き付くなど、少なくとも99のセクハラ行為のほか、「クビ」「降格」などの言葉を伴うパワハラ行為が日常的にあったと認められたということです。

 町長については「『即時の辞職』以外の選択肢はない」としたうえで、町の幹部職員についても十分な対応ができていなかったと自省を求めています。

※傍島敬隆副町長
 「半年以上にわたる調査をしていただいたということで、細かいところまで調査をしていただけた。十分参考にさせていただき、協議をして今後、町の職場改善に努めたい」

 調査結果は、町のホームページで公表され、第三者委員会と小島町長は28日、会見を行う予定です。

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