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中東情勢で不透明な状況 ナフサ由来の材料に依存しない家づくり 岐阜県下呂市の住宅メーカー

長引く中東情勢の悪化で石油製品であるナフサ由来の材料供給の不安定が続く中、大きな...
無垢材を使って家具を仕立てる職人ら=下呂市和佐、山喜建設

 長引く中東情勢の悪化で石油製品であるナフサ由来の材料供給の不安定が続く中、大きな打撃を受けている建設業界。そうした中、県内の住宅メーカーがナフサ由来に依存しない家づくりを手がけ、注目を集めています。

※山喜建設 布目美智男社長
ーQ中東情勢の影響はありましたか?
「材料の高騰やものが入ってこないこともありましたが、素材を天然由来のものを使っています。例えば塗料は石油由来ではなくて、植物由来の健康塗料を使っています。シンナーは関係ありませんので、影響はなかったです」

 下呂市に本社を置く「山喜建設」は、創業以来、できる限り石油由来に依存しない自然素材を中心とした家づくりを続けています。

 こだわるのは「無垢材」。下呂市で切り出された木材を建物の構造を支える骨組みの部分や柱に使い、職人が手作業で組み合わせてドアを作り上げています。

 そしてもう1つのこだわりは塗料です。

※山喜建設 布目美智男社長
「こちらの塗料はドイツ製の天然塗料です。主成分は亜麻仁油で、着色剤も天然由来で作ってあります。こちらのグラスに入っている塗料は同じものですが、塗料の安全基準はドイツの食品と同じレベルですので、口に入ったとしても無害です。小さいお子さまやペット、アレルギーをお持ちのお客さまでも、こちらの塗料を使ってもらえれば安心に生活していただけることができます」

 日銀が7月に発表した6月の国内企業物価指数では去年の同じ月と比べて7.1%上昇。ナフサはもちろん、合成ゴムや木材製品など一般的な住宅建築に関連する製品の上昇は特に顕著で、業界への影響は続きそうです。

 一生に一度のマイホーム。ナフサ不足による資材高騰や供給不安が続く中、高単価であっても他社との差別化として貫いてきた自然由来の材料へのこだわりが強みとなっているそうです。

※山喜建設 布目美智男社長
「本物の木を加工してドアや床を作ったりしているので安心です。またシートが破れることがありませんので、傷が付いたら自分で直して、自然塗料を自分でぬっていただければ、また木は復元する。愛着のあるものに変わってくると思います。そういう生活を楽しんでいただく住宅を提供したいと思います」

 なお、「山喜建設」では8月29日に「森とつながる日」と題して、親子体験イベントを開催します。自然な木を使って椅子やスツールを制作するということです。

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