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岐阜県美術館でアフリカがテーマの現代アート展 歴史やアジアとの関わり伝える

奴隷制度や民族紛争など過酷な歴史をたどってきたアフリカの歴史やアジアとの関わりを...
アフリカをテーマにした現代アート作品が並ぶ=岐阜県美術館、岐阜市宇佐

 奴隷制度や民族紛争など過酷な歴史をたどってきたアフリカの歴史やアジアとの関わりをテーマにした現代アートの企画展が、県美術館で開かれています。

 企画展「モンスーンに吹かれたように 大移動と交流のアフリカーアジアの現代美術」では、アフリカに関わりのある作家を中心に絵画、写真、映像などの作品が展示されています。

 このうち、ケニア出身の現代美術家、ワンゲシ・ムトゥさんの作品では、医学書の古書のイラストをコラージュし、アフリカ系の人々に向けられる視線や固定観念が表現されています。

 一方、現代美術家の長谷川愛さんの「AltーBias Gun(オルト・バイアス・ガン)」は、銃をモチーフにした作品で、人種差別を理由に誤って射殺された実在の人物の顔写真データをもとに、似ている人を認識すると自動的に引き金が引けなくなる仕掛けになっています。

※リポート 高村優奈アナウンサー
 こちらには、過去に誤って打たれた方の顔データが学習されています。今私が認識されていて、ご覧のように青いランプが光っています。ではこちらにこの別の方の画像をかざします。このように引き金のランプが赤いランプに変わりました。引き金がロックされています。

 さらに、会場では、堺市博物館所蔵の「南蛮屏風」も特別に展示されていて、16世紀後半にポルトガル船の交易によってアフリカ系とみられる人々が来日していたことが描かれています。

※岐阜県美術館 西山恒彦さん
「現代美術の世界では、世界中の人とつながりながら作品が生み出されています。アジアにいる私たちもアフリカと交流を持ちながらたくさんの作品を生み出しています。岐阜は織田信長ゆかりの地です。彼に仕えたアフリカ出身の弥助がいたように、昔から現代に至るまでたくさんのアフリカの人たちとアジアとの交流があることを知ってもらえば、この地が世界に開かれていることを実感できると思います」

 この企画展は、来月14日まで開かれます。

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