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「多治見の財産」保存・活用願い活動 老朽化深刻な岐阜県・多治見修道院 地元で寄付金募り耐震調査へ

多治見市の観光名所のひとつ多治見修道院の建物が、存続の岐路に立たされています。建...
市の観光名所として親しまれている多治見修道院。建物の老朽化で存続が模索されている=10日、多治見市緑ケ丘

 多治見市の観光名所のひとつ多治見修道院の建物が、存続の岐路に立たされています。建物の老朽化が深刻で、所有団体は解体する方針ですが、地元では保存を願い、市などが実行委員会を立ち上げ、耐震調査に向けた寄付を募るなど活動を展開しています。

 日本三大修道院にも数えられる多治見修道院は、1930年に建てられ、地上3階、地下1階の中世ヨーロッパを思わせる美しい木造建築で、市の観光名所にもなっています。

 敷地内には、ブドウ畑も広がり、収穫したブドウで造ったオリジナルワインなどが楽しめるワインフェスタが開かれるなど市民からも長年にわたって親しまれてきました。

 しかし、築90年を過ぎた4年前、所有団体から地元関係者に、建物の老朽化が深刻で保存は困難なため解体したいとの方針が伝えられたということです。

 市民らの惜しむ声を受け、市が仲介とする形で協議が行われ25年6月、保存の可能性を探る実行委員会が立ち上がり、耐震調査費などの寄付を募るなどしてきました。

 9日に開かれた実行委員会の会議では、松島祥久委員長が「どういった形で多治見の文化を守っていくか考えていきたい」などとあいさつし、寄付金の総額が6000万円を超えて目標を達成したことや、耐震診断の計画について報告され、承認されました。

※多治見修道院建物調査実行委員会 松島祥久委員長
「皆さま方のお力添えで、また市民の皆さんに順番順番、浸透していきまして目標額は達成できた。これを受けて修道院の文化的価値をしっかり受け止めながら次の段階に入りたいと思っている。どの程度、耐震ができるか、というところからが始まり、その後、どういった活用ができるかということを考えていく。多治見の財産をしっかり活用できるような形で相手のあることですが、しっかり守っていきたい」

 なお寄付金募集については、3月14,15日にセラミックパークMINOで開かれるCCC(セラミックバレークラフトキャンプ)での募金活動で終了するということです。

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