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認定こども園で通園バスに園児1時間置き去り 岐阜県大垣市

岐阜県大垣市の認定こども園で、9月2日、通園バスに園児が1時間置き去りにされていたことが分かりました。置き去りにされた園児に健康被害はありませんでした。
事案が発生したのは、大垣市上石津町の幼保連携型認定こども園「かみいしづこどもの森」です。
園によりますと、置き去りとなったのは一時保育を利用する2歳の女児で、女児は座席で寝ていて、一緒に乗っていた保育士が後で起こそうと他の園児を降車させている間に、運転手は全員が降りたと勘違いし、バスを駐車場に移動させました。
その結果、女児は午前9時40分から午前10時40分までの間、屋外に止めたバスの車内に1人で放置された状態になりました。
女児がいないことに気付いた別の保育士が、車内を確認し、女児を発見。女児に発熱はなく元気で、水を飲ませた上で普段通り過ごしていたということです。
バスにはエンジンを切ると鳴るアラームがあり、車内に園児を取り残さないよう最後部のスイッチで消す仕組みがありましたが、当時はアラームが解除されていました。
園は7日までに市や県に事案の発生を報告し、概要と再発防止策をまとめた文書を他の保護者に配布しました。
脇淵竜舟園長は「二度とこのようなことが起きないようマニュアルの整備を徹底し、信頼回復に努めていく。誠に申し訳ありませんでした」と話しています。
県では事実確認をした上で、今後の対応を検討するとしています。