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御嶽山の噴火から11年 岐阜県下呂市で慰霊式

死者58人、行方不明者5人を出し、戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から11...
慰霊式で黙祷をささげる参列者ら=27日、下呂市小坂町、御嶽濁河高地トレーニングセンター

 死者58人、行方不明者5人を出し、戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から11年を迎え、ふもとの岐阜県下呂市では、慰霊式が行われました。

 御嶽山は2014年9月27日に噴火し、噴石などが登山者らを襲いました。

 慰霊式には、下呂市の山内 登市長や関係者ら11人が参列し、発生時刻の午前11時52分に合わせて黙祷をささげ、参列者が献花台に花を手向けました。

 山内市長は「この山岳災害を忘れることなく、安全対策を進めながら地域振興に取り組む」とあいさつしました。

 岐阜県側では災害後、市が山頂の避難シェルターの設置や山小屋の補強などを進め、現在、避難経路にもなる登山道の整備が続けられています。

 また、多くの登山者が訪れる下呂市小坂町の登山口には、9月19日に献花台が用意されました。

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