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高山の上昇率が全国4位の28.3% 2025年分岐阜県内路線価

相続税などの算定基準となる土地の価格「路線価」が1日公表され、岐阜県内では観光需...
高山市上三之町

 相続税などの算定基準となる土地の価格「路線価」が1日公表され、岐阜県内では観光需要の高い高山市の最高路線価が去年からの上昇率28.3%と全国4位の高い伸びとなりました。

 2025年分の県内路線価で、約5000地点の平均変動率は去年と比べて0.1%下落しましたが、下げ幅は4年連続で縮小しました。

 また、県内7つの税務署ごとの最高路線価地点は、いずれも去年と同じでした。

 このうち最も高かったのは、20年連続で岐阜市吉野町5丁目の「岐阜停車場線通」で、1平方メートル当たり52万円、去年から2.0%上昇しました。

 また、高山市上三之町の「上三之町下三之町線通り」は、1平方メートルあたり34万円で、去年からの上昇率は、名古屋国税局管内の岐阜、愛知、三重、静岡の4県でトップ、全国でも4位の28.3%の高い伸びを示しました。

 不動産鑑定士で岐阜県統括鑑定評価員の小池育生さんは、「JR岐阜駅の北側は再開発への期待感がまだあり、高山はインバウンドの完全復活や、活発なホテル投資が、路線価を押し上げた」などと分析しています。

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