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児童虐待の相談対応 過去最多2982件  岐阜県子ども相談センター

2024年度、県内の子ども相談センター(児童相談所)が対応した相談件数は計298...

 2024年度、県内の子ども相談センター(児童相談所)が対応した相談件数は計2982件に上り、これまでで最も多くなりました。

 県子ども家庭課がまとめた速報値によりますと、24年度、県内5カ所の子ども相談センター(児童相談所)が対応した「児童虐待の相談件数」は計2982件で、前の年度に比べ 9.4%増え、過去最多となりました。

 相談内容の内訳は、「心理的虐待」が 1617件で、全体の54.2%と最も多く、次いで、「身体的虐待」が 983件、3番目がネグレクトと呼ばれる「保護の怠惰・拒否」で 340件でした。

 虐待を受けた子どもを 年齢別でみると、「9歳~12歳未満」が最多で全体の19.2%、「6歳から9歳未満」が18.5%、「12歳から15歳未満」が17.9%となっています。

 虐待したのは、母親と父親が ほぼ同数、いずれも43.4%で、同じ割合となりました。

 相談先の経路をみると、「警察」が最も多く、次いで「学校」、番目が「市町村」となっています。

 県子ども家庭課では、「児童虐待に対する意識が高まり、虐待が重篤化する前の段階での相談が増加し、面接指導の対応件数も増えている」と分析しています。

 そして、児童虐待かもと思ったら、通話料無料の児童相談所虐待対応ダイヤル、「189(いちはやく)」などへの連絡を呼びかけています。

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