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初夏の香り包む 北方町の伝統菓子「みょうがぼち」作り始まる

初夏の和菓子として親しまれる「みょうがぼち」作りが、本巣郡北方町の和菓子店で始まっています。
みょうがぼちは、優しい甘みが特徴のソラマメのあんを小麦粉や米粉で作った「ぼち」と呼ばれる厚い生地でくるみ、香り高いミョウガの葉で包んで蒸しあげる郷土菓子です。
かつては農作業の合間におやつとして食べられたもので、現在は商品化にあたって素朴で懐かしい味はそのままに改良され、北方町やその周辺で親しまれています。
昭和元年に北方町で創業した「菓匠とよだや」では、先月下旬から販売が始まり、事前に予約が入るほど人気を集めていて、多い時には1日に2000個近く作ります。
20日は職人らが手作業で一つずつ丁寧にみょうがぼちを仕上げていました。
※来店客
「大好きなので、季節ごとにいただいています。ちょっと遠いところに住んでいるので、友達からも頼まれて……」
※菓匠とよだや店主 豊田喜美治さん
「普通の小豆あんを使ったおまんじゅうとは違って、この時期が旬のソラマメをあんに使っているのは、全国的に見ても珍しいです。夏の間の季節ものなので、是非この機会に味わっていただけたらと思います」