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「ぎふラル」で栽培の農産物が販売開始 消費者ニーズを反映したJAぎふの独自基準

JAぎふの独自基準「ぎふラル」で栽培された農産物の販売が5日、岐阜市の直売所で始まりました。
「ぎふラル」はJAぎふが消費者のニーズを反映して生産する「地消地産」を目指そうと主婦らからの意見をもとに定めた独自の基準です。
「ぎふラル」には3つのランクがあり、葉が1枚のマークの「ワンリーフ」は、遺伝子組み換え種子を使用しないことなど、それに加えて、葉が2枚の「ツーリーヴス」は特定の農薬を使用しないこと、葉が3枚の「スリーリーヴス」は化学肥料や化学合成農薬を使用しないことをそれぞれ基準としています。
5日は開店前から集まった大勢の来店客を前に、岩佐哲司組合長が「消費者の声を聞いて作った基準。体に優しく環境にもいいものを育てていきたい」とあいさつしました。
店内には「ぎふラル」のコーナーが設けられ、ダイコンやネギ、ナスなど約30種類の農産物が並び、来店客が次々と買い求めていました。
※「ぎふラル」の策定に消費者代表として参加した女性
「生産者の基準は分からないことが多かったが、私たちが分かる範囲で、農薬を使わない、土をよくするっといったことで野菜をおいしくできることが勉強して分かった。みなさんがどんどん知って、おいしい安全な野菜を手に取っていただけるようになればいい」
おんさい広場鷺山では7日まで「ぎふラル」の農産物の購入者に商品券などが当たる抽選会が行われています。
「ぎふラル」の基準を満たす農産物はJAぎふ管内の計4ヘクタールの農地で約110種類栽培されていて、羽島郡岐南町の「おんさい広場はぐり」と本巣市の「おんさい広場真正」では21日から販売される予定です。