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飛騨染の寒ざらし作業始まる 祭りを彩る伝統の染め物 岐阜県高山市

飛騨地方の祭りを色鮮やかに彩る伝統の染め物、飛騨染の寒ざらし作業が高山市の工房で...
寒ざらし作業をする柚原雅樹社長=高山市松本町、ゆはら染工

 飛騨地方の祭りを色鮮やかに彩る伝統の染め物、飛騨染の寒ざらし作業が高山市の工房で始まりました。

 飛騨染は、もち米などで作った「もちのり」で下絵を描き、大豆の汁で溶いた顔料を使って絵柄を反物に染め付けるもので、冬の寒さで色鮮やかに仕上がります。

 闘鶏楽などの祭り衣装を手掛ける「ゆはら染工」は、柚原雅樹社長らが作業を行い、竜や鳳凰が色鮮やかに染め抜かれた長さ12メートルの反物6本が寒風にさらされ、雪景色に彩りを添えました。

※飛騨染染元有限会社ゆはら染工 5代目 柚原雅樹社長
 「今年は、雪は降るのですが、なかなか積もらない日が多く、ようやく積もってくれたので、これから(寒ざらしの)本番に向けて綺麗な仕上がりになると思います」

 寒ざらし作業は、3月中ごろまで続く予定です。

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