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コスモスぎふ研修会 法定後見制度について考える 岐阜市
法定後見制度について考える研修会が岐阜市で開かれ、法律に携わる専門家が参加しました。
法定後見制度は、家庭裁判所に申し立てることで判断能力が不十分な人に代わって財産管理を行ったり、施設への入所手続きをしたりするなど身の上の看護を行う人を選任する制度です。
研修会は、公益社団法人コスモス成年後見サポートセンター岐阜県支部(コスモスぎふ)が専門的な試験を通過した県行政書士会の会員らを対象に開いたものです。
研修会では、法定後見人を選任する立場にある岐阜家庭裁判所の金子和彦主任書記官が講師を務めました。
金子書記官は、成年後見制度を取り巻く情勢について「親族だけでは本人を支えることが難しいケースが多く、専門職に頼らざるを得ない現状。ただ、専門職では親族同様の本人に寄り添った活動を行うには限界がある」と、指摘しました。
その上で、利用者がメリットを実感できる制度となる必要性を訴えた上で、後見人の選任や支援に関して、地方自治体と家庭裁判所が連携して取り組んでいる事例をいくつか紹介しました。