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飛騨と信州結ぶ「野麦峠」で山開き神事 関係者が安全祈願 岐阜県高山市高根町

飛騨と信州を結ぶ「野麦峠」で1日、山開き神事が行われ、関係者がシーズン中の安全を...
山開き神事を行う関係者=1日午前、高山市高根町、野麦峠 お助け小屋

 飛騨と信州を結ぶ「野麦峠」で1日、山開き神事が行われ、関係者がシーズン中の安全を祈願しました。

 標高1672メートルの野麦峠は、飛騨の女性が長野県の製糸工場へ出稼ぎに向かう時に通った峠で、山本茂美原作の映画『あゝ野麦峠』の舞台になっています。

 山開きの神事は高山市高根町の「野麦峠お助け小屋」で営まれ、施設の関係者や地域住民ら約40人が出席しました。

 今年度からお助け小屋の指定管理者となった「ジェック経営コンサルタント」の山瀬孝社長は「この地域の発展に向け、精一杯努めさせていただきます」とあいさつしました。

 また、高山市の清水雅博副市長は「この歴史ある街道に今シーズンも多くの人が行き来することを願っております」と期待を寄せました。

 神事の後、野麦学舎保存会が復活させた地域に古くから伝わる民謡「野麦いささ」が披露され、出席者も踊りの輪に加わって楽しんでいました。

 野麦峠では5月26日に「野麦峠まつり」が開催される予定で、参加者が工女らに扮して旧野麦街道を歩く「記念山行」などが行われます。

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