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春の訪れを告げる甘酒祭 岐阜県郡上市

郡上市の千虎白山神社で3日、甘酒祭が行われ、氏子が丹精込めて仕込んだ甘酒が参拝者...
大鍋で温められる甘酒=3日午後、郡上市八幡町、千虎白山神社 

 郡上市の千虎白山神社で3日、甘酒祭が行われ、氏子が丹精込めて仕込んだ甘酒が参拝者に振る舞われました。

 奥美濃に春の訪れを告げるこの祭は、五穀豊穣や無病息災を祈る神社の春の祭礼で、江戸時代から続くとされます。

 振る舞われる甘酒は、1年間神社を管理する男性を中心に、祭の1週間前に地元の米とこうじを使って仕込まれました。

 境内に準備された甘酒の鍋は直径約1メートルあり、約150リットルの甘酒が薪でじっくりと温められました。

 3日は、神事の後に地元の小学生が稽古を重ねてきた伊勢神楽を奉納し、参拝者から多く拍手が送られました。

 奉納後には、翌年の担当を選ぶくじ引きが行われ、同時に大鍋で温められた甘酒が振る舞われました。

 参拝者は、茶わんを差し出して味わったり、やかんに注いでもらい自宅に持ち帰ったりしていました。

 ※甘酒を仕込んだ村瀬明久さん
「ここ一週間、仕込むにはとてもいい天候でしたので、甘みの強い、酸っぱみの少ない、色のきれいな、とても自信の持てる甘酒ができたかなと思っています」

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