食農教育の教材本を寄贈　ＪＡバンクが岐阜県教育委員会へ

　岐阜県内のＪＡバンクは２９日、児童の食農教育に役立ててもらおうと、小学生向けの教材本を県教育委員会に寄贈しました。

　教材本のタイトルは「農業とわたしたちのくらし」です。

　食農教育や環境教育などをテーマにつくられていて、県内の小学校へ約２万冊を贈呈します。

　県庁で行われた贈呈式でＪＡ岐阜信連経営管理委員会の櫻井宏会長が「教材による学習を通じて農業に対する理解を深めてほしい」とあいさつし、堀貴雄教育長へ目録を手渡しました。

　堀教育長は「なくてはならない教材。農業について学んだことを土台に将来は立派な社会人になってほしい」と願いを込めました。

　教材本には環境に配慮した農家の取り組みや流通などが紹介され、教育現場のデジタル化の動向を踏まえて関連の動画につながるＱＲコードなどを掲載しています。

　また、特別支援学校や特別支援学級向けに編集した「特別支援教育版」約２００冊もあわせて贈呈されました。