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岐阜県と各務原市が水質調査 地下水のPFAS濃度分布地図公表

各務原市の水道の水源地で発がん性などが指摘される有機フッ素化合物「PFAS(ピー...
公表された地下水のPFAS濃度分布地図

 各務原市の水道の水源地で発がん性などが指摘される有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」が検出された問題で、県と市は、これまでの水質調査で国の暫定目標値の超過を確認した場所や濃度を示した地図を公表しました。

 この問題は、各務原市の人口のほぼ半数にあたる約7万2000人に水道水を供給している三井水源地から、国の暫定目標値を上回るPFASが検出されたものです。

 県と市では、2023年の夏以降、市内の井戸や河川などを対象に水質調査を行ってきました。

 県によりますと、調査した209カ所の井戸のうち、39カ所で国の暫定目標値を上回るPFASが検出されたということです。主に三井水源地周辺で濃度超過が集中していて、航空自衛隊岐阜基地の西側でも高い濃度が検出されています。 

 なお、地図には岐阜基地内の井戸2本は示されておらず、基地側は安全保障上の問題から公表していないということです。

 県や市は継続して地下水をモニタリングしていく方針です。

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