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原因は洗浄剤成分の残留 EU・海外向け飛騨牛の輸出再開

EU向け飛騨牛から基準値を上回る洗浄剤成分が検出され、輸出が一時停止されていた問...
飛騨牛の輸出再開を発表する県関係者=2月3日午後3時、岐阜県庁

 EU向け飛騨牛から基準値を上回る洗浄剤成分が検出され、輸出が一時停止されていた問題で、原因の判明と再発防止策がまとまり、4日付で輸出が再開されることになりました。

 これは、高山市のJA飛騨ミートで去年12月に採取した検体から、基準値を上回る洗浄剤の成分「塩化ジデシルジメチルアンモニウム」が先月16日に検出され、EUをはじめ海外向け輸出を一時停止、自粛していたものです。

 国からの指摘を受けて調査した結果、検体検査の際、ナイフやまな板、手洗いに使用した洗浄剤の成分が残留していたことが判明しました。作業は県の飛騨食肉衛生検査所の職員が担当しており、県は農家とJA飛騨ミートに謝罪しました。また、原因の判明とともに作業マニュアルを見直した再発防止策を厚生労働省に報告して、4日付けで輸出停止が解除されました。

 JA飛騨ミートは「飛騨牛の安全安心が確認できてよかった」とコメントしています。

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