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計3300万円だまし取られる 岐阜県内の80代女性がニセ電話詐欺被害 

 県内に住む80代の女性が、市役所の職員をかたる嘘の電話で、ことし3月から4月にかけて現金計3300万円をだまし取られたことが分かりました。

 被害に遭ったのは県内に住む80代の無職の女性で、ことし3月中旬に市役所の職員を名乗る男から「ボランティア会員に登録されています。解除するのであれば代わりの人を出してください」などと電話がありました。

 教えられたボランティアセンターの電話番号に電話すると、「かわりに寄付をしておく」と言われ、センターの会員番号を教えられました。

 その後、センターの職員を名乗る男から電話で、「交代が完了していないのに寄付することは犯罪になる。会員番号も教えてはいけないのであなたも共犯者になるおそれがある」と告げられました。

 さらに「問題が解決するまであなたのお金を保管しておく必要がある。後日、金融庁の者が訪問するのでお金を用意して下さい」などと言われ、女性は3月から4月にかけて何度も訪れる金融庁の職員を名乗る男に、その都度現金を渡し、計3300万円をだまし取られたということです。

 警察によりますと、後日連絡するといわれてから2か月たっても連絡がないことから女性が市役所と金融庁に問い合わせ、被害が分かりました。

 警察はニセ電話詐欺事件として捜査するとともに、市役所職員や警察官などを名乗る者から電話があった場合はニセ電話詐欺を疑い、警察に通報するよう呼び掛けています。

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