ストーリー

　映画館で大量殺戮事件は発生した。この悲劇で小学六年生の息子を失った母親 宋喬安（賈靜雯アリッサ・チア）。この事件を契機に夫婦関係にヒビが入り始めた父親 劉昭國（溫昇豪ウェン・シェンハオ）。共にジャーナリストの二人は、報道に対する姿勢も変わり、徐々に対立していく。母親は、事件を契機に仕事に没頭し、大手報道テレビ局SBC Newsの副社長に登りつめる傍ら、酒に溺れる様になる。上司と喧嘩した父親は自ら起業し、ネット報道チャンネルHeraldを立ち上げた。殺戮容疑者に死刑求刑がなされ、被害者でもある二人はその報道に関わっていく。
　一方、この容疑者の弁護を務めるのは王 赦（吳慷仁 ウー・カンレン）。孤児として生まれ、苦学生として弁護士となった彼は、弱者の正義を守るため弁護活動を行うが、収入は低く、妊婦の妻を裕福な生活をさせられていない。何故、大量殺人を犯したのか、その理由を明かすため、今容疑者側の弁護を務めるが、メディアから影響を受けた一般市民から罵声を浴びせられる。

番組概要

１つの無差別殺人事件が浮かび上がらせるそれぞれの“悪との距離”…その先にある“希望”とは―（全24話）